メゾフォルテ吹奏楽団 練習日誌

メゾフォルテ吹奏楽団の練習日誌です

温故知新

今年 2013 年は、イタリアの作曲家ヴェルディが生まれてから 200 年のメモリアルイヤーです。
世界中でヴェルディの作品が演奏される予定でいっぱい。
すでにそのような演奏会に足を運ばれた方も多いのではないでしょうか。

吹奏楽の世界でもヴェルディは人気の高い作曲家の一人で、多くの作品が編曲されています。
「アイーダ」、「シチリア島の夕べの祈り」、「ナブッコ」、「椿姫」などは
コンクールやコンサートでの定番作品となっています。
ヴェルディ作品の魅力、それは何と言っても「金管楽器の派手さ」にある、と個人的に思っています。
アイーダでは「アイーダ・トランペット」と呼ばれるファンファーレトランペットが使用されるため、
見た目にもとても楽しめます。

中学校の吹奏楽に入部して初めて渡された編曲作品は、ヴェルディの 歌劇「運命の力」序曲 でした。
吹奏楽の世界では 「うんりき」 と呼ばれるほど親しまれている作品です。
重々しいファンファーレの後に木管楽器が奏でる悲しげな旋律がとても好きで、
伴奏(チューバですから・・・)をしながらも、一緒に旋律を吹いている気持ちになっていました。
現在でもいろいろな編曲版が販売されていますが、当時私が受け取った楽譜の編曲者は 「藤田玄播」 先生でした。
「海(ドビュッシー)」、「ニュルンベルグのマイスタージンガー 第1幕への前奏曲(ワーグナー)」など、その後に出会った作品の多くで藤田先生の名前を見かけたため、
編曲を専門に行う人なのだと勘違いをしていました。
やがて演奏することになった藤田先生のオリジナル作品 「天使ミカエルの嘆き」 は、それまで出会ったことがない世界観のある音楽で、
当時中学生だった私はとても驚き、同時に吹奏楽の奥深さにどっぷりとはまってしまいました。
カセットテープ(時代ですね・・・)が延びてダメになるまで何度も繰り返し聴いたことを思い出します。

先日、ある調べものをしているときに、藤田先生が 1月30日にご逝去されたことを知りました。享年76歳。
本当に残念な気持ちでいっぱいです。
もしかすると若い世代は藤田玄播先生のことを知らないのではと思い、
合奏の合間に質問をしたところ、ほとんどの人が知らないということでした。
時代の流れの中で埋もれてしまうものがあることは判っていますが、複雑な気持ちにもなります。

一般吹奏楽団の役割の一つに「過去の作品の良さを次の世代に繋いでいく」というものがある、
と恩師が話していたことを思い出しました。
今後そのような作品も取り上げていければと思います。


藤田先生のご冥福をお祈りいたします。
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  1. 2013/06/04(火) 18:42:47|
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